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Galanthus Blog

日々徒然に。

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そんな訳で改めましてARFの感想をつらつら書いていきます。
良いトコばかりじゃないですよ。普通に不満点というか、今後改善して欲しいなって点も挙げてます。
無駄に長いので興味のある方は根性でついてきてください(笑)。

あまりにも大きなネタバレ部分には触れていませんが、それでも全く触れずに感想を書くのも至難の業なので念のため折りたたんでおきますね~。

■システム等

ロードが非常に快適で、RPGでどうしても繰り返さなければならない戦闘や画面切り替えも苦がなくサクサクと次へ進めます。ダンジョンも大抵が短めで、小難しい仕掛けも殆ど無いのが嬉しいところでした。私、パズルとかそういう系の仕掛けを解くのががめっさ苦手なんです(笑)。
グラフィックはWiiという点を踏まえても良い方ではないとの見方が多いようですが、特に問題となるレベルでも無いと個人的には思ってます。キャラの動きとかそれぞれにちゃんと個性があって見てて楽しいですし、戦闘での魔法やキャラの固有技の演出もなかなか良いのではと。
ただ逆に難点だと思ったのがカメラワークの悪さ。ワールドマップはこの際いいとしても、町の中では場所によってカメラの向きが固定なので自分が東西南北のどこに向かってるのか時折解らなくなります。帝都などの大きな町ではこれは特に痛かったかな。コンパスくらいは付けてほしかった。
あとチュートリアルが地味に不親切かと。説明書を見れば大体は解明されますが、正直チュートリアルだけでは理解不能な部分が結構ありました。
音楽は特に神がかり的な出来という印象でもないですが、変に自己主張もせず上手い感じにARFの世界観に溶け込んでいていたと思いますし、ゲーム音楽とはそうであるべきだとも思います。
武器や光召術のシステムについては、詳細説明は省きますが自由度が高くて戦略的な意味で有効なパターンはどれかなってあれこれと考えさせられました。
全体で言えば、「遊びやすさ」という点においてかなり上質ではないかと。(1回だけフリーズあったけどね(笑))

■戦闘

テイルズのような自分で動かすタイプでなく、オーソドックスなコマンド式。
ただ「AP」という行動力をパーティで共有し、それの割り振り方は自由なので1ターンに付き1人のキャラが何度も行動可能になるシステムになってます。
序盤は出来ることが少なく、結構単調。ですが話が進むごとに連携など出来ることが増え、レベルアップに伴いAPも増えていくので戦略の幅が広がったりとやりごたえも増してきます。
ただザコ敵はあくまでもザコで、実際にやりごたえを感じるのはボス戦の時ですね。というか、やりごたえがあり過ぎて私は後半になるとボスが1回ではなかなか勝てなくなりました(笑)。場所によってはボス戦直前にセーブポイントが無いこともあるので、負けた時はダンジョンの最初からやり直しとかちょっと泣けますよ。このゲーム作った人のサドっぷりが伺えますね。普段頭を使わずゴリ押しと根性だけでRPGやってきた身としては大変新鮮な刺激でした。
とにかくザコ敵とボス敵の攻略難度の差が激しいので、この点で挫折してしまう人もいるかもしれないです。私はストーリの先が気になって気になって、続きを知りたいがために頑張れたようなものです。まぁ、慣れてくると何となくコツみたいなものは掴めますが。
戦闘中のキャラのやり取りは楽しかったです。喋る喋る。個人的に、「病気」のバッドステータスにかかったキャラが風邪っ引きのような声で詠唱とかするのが芸細かいと思いました(笑)。何言ってるか解んないよ!

■ストーリー

何と言うか、一言で片付けるなら「ぶっ飛んでる」(笑)って感じですが、RPGとしては王道の部類に入ると思います。一方で、やはりテイルズのシンフォニアやアビスを書いた人がシナリオを手がけているためか、似たような空気を感じますし、何と表現したらよいのか解りませんが前述の2作のような人や世界に対する「容赦のなさ」も同時に感じました。
パッケージ絵等から受ける印象よりも、重いお話だと思いますよ。このストーリーを序盤・中盤・終盤に分けるとしたら、序盤の終わりごろは本気で気分が沈みかけました。終盤のあの立て続けに起こったショッキングな展開も相当でしたが。
このゲームは完全にストーリー型RPGだと思うのでどこまでネタバレするか悩むところですが、テイルズのようなお話が好き且つ恋愛的な意味での修羅場展開が好きな方でしたらのめり込めると思います。トントンサクサクとシナリオが進んでいきますし、常に先が気になる展開なのでシステム的な遊びやすさと相まって全体的にテンポが良いです(ボス戦で詰まらなければ)。ラルクとリフィアの微笑ましいやり取りも大好きです。
ただ、ただですね。「泣ける話=人の死」という発想は少々直球過ぎではないかと。もう少し別の方面で「泣ける話」として勝負して欲しかったかなーと。
あともう少し欲を言うなら、冒頭とED近くにもう少しボリュームが欲しかったです。真ん中は◎。

■キャラクター

全体的に個性的でありながら、(ごく一部を除けば)どのキャラもアクが強すぎず且つベタベタし過ぎない間柄でとっつきやすいと思います。
あとは、(これはストーリーの項で書くべきだったかもですが)ラルクやアルス、アデールなどの若者ゆえの未熟さが前面に押し出されている印象もあり、一方でサージュやオイゲンの大人な意見がピシャリと効いていることでバランスがきっちりと取れてます。
けど結果的に一番好きになったのはヴァイス様かな!(笑)何だかんだであの人はラルクが大好きなんですよ。ああいうタイプもツンデレって言うのかなぁ。
見てて一番胸が痛んだのはアルス。優しさ故に受け入れることを厭わない人って時に哀しい人でもあると思います。ヴァイス様と言い色んな意味で目が離せなかったメリディア兄弟でした。
主人公のラルクは現実的な部分と青臭い部分の両方を持った、等身大の十代なイメージです。ぶっきらぼうで口は悪いけど、でもなんだかんだ文句を言いながらも面倒見が良くて、照れ屋で、ツッコミ気質なのに自分に向けられる冗談には素直すぎるほど真に受けて反応しまくったり(笑)。欠点というか悪い部分は、ちょっと序盤のルーク(TOA)と被ってる気はします。
ヒロインのリフィアは、最初は天然というよりも「浮世離れ」という言葉がしっくりと来て、世界に触れていくことで次第に普通の「天然」な人になっていく感じ(笑)。ボケはボケでも、最初は全く応用の利かないボケが段々と柔軟なボケになっていくと言うか。うん、よく解らない表現ですみません。恋愛的な感情には疎いのかなと思ってましたが、意外とそうでもなくラルクへの素直な好意が大変可愛らしゅうございます。
他のキャラも「受け付けない」といったキャラがいなくてみんな大好きです!まぁニコルとかは最初のうちは色々とツッコミを入れたくなるかもですが(笑)。年下のラルクを「アニキ」呼びするとか、発売前からどんだけヘタレなんだよと思ってましたが実際は予想を上回るヘタレでした。でも可愛いやつです。本当に。戦闘とかも、エクセルアクトがどれも強力で意外に強かったですしね。ニコルキャノン(の雄叫び)大好きです。
あとこのキャラクター項目の冒頭でカッコ書きにした、「ごく一部」のアクの強いとあるキャラも賛否両論分かれるかもですね~。あれはヤンデレ…って言うんでしょうか、一般的に。RPGでは珍しいタイプのような。でもこのキャラのあの瞬間での選択には泣かされました。考え方としての理解はきっと出来ないんだけども、このゲームで一番胸に来たシーンかも。


■その他・全体感想

EDは割とあっさりめでしたが(と言うか、ショッキングな出来事に対してのキャラの反応自体が全体的にあっさりめ)、リフィア役の牧野さんが作詞作曲して歌っている曲は、まるで本当にリフィアが世界とラルクのために歌っているような光景が浮かんで、じわじわとこみ上げてくるものがありました。
カップリングな話ではやっぱりラルクとリフィアが大好きすぎました!どっちもが無知で、未熟で、だから一緒に足りない部分を支え合いながら成長していこうっていう流れが凄く好き(ラルクの壮絶な鈍さも含めて(笑))。あと他にも1つ2つプッシュなカップリングがあるにはありますが、こっちはネタバレになってしまうので控えます。
ボス戦の難度に挫けそうな時もありましたが、やり込み要素は大概すっ飛ばしてメインストーリーを追いかけてばかりだったので攻略本が出た後にまたじっくりと遊びたいかなという気持ちはあります。システム的な真新しさがそれほどなかったり、2周目に引き継げる要素がないあたりなど、やっぱり製作側としてはストーリーやキャラ、そしてロード時間の短さ等から生まれる遊びやすさを重視して作ったのかなという印象の作品です。その割にはボスの強さやセーブポイント位置の理不尽さが矛盾している気がしなくも無いですが。

オーソドックスと言うか保守的と言うか、無難な感じではありますが私にとって最も大切なキャラとストーリーにハマれたため個人的には大好きとなった作品です。
けどRPGのこだわり部分って人によって違うと思うので胸を張って「オススメ!」とも安易には言えない感じで、でもでもやっぱり沢山の人にこのゲームをやってほしいなって気持ちもあるので、RPG好きでWiiを所持しているなら是非!と言いたい感じでもあります。うーん、複雑(笑)。

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