Galanthus Blog
日々徒然に。
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なんじゃこの茶碗はって思われそうですが。
これ、阪神大震災の2日ほど前に神戸で購入したお茶碗なのです。
震災当日、我が家でもあらゆる食器がめちゃくちゃになりましたが、そんな中でもこの茶碗は傷一つなく生き残っておりました。
もし私が買わずに神戸の店舗に置かれたままだったら…とか考えると、何とも不思議なご縁だなぁとふと思いまして。
今でも現役バリバリで毎日使ってます。いい歳して子供茶碗もどうかなという気はしなくもないですが。
阪神の震災はホントに朝っぱらの出来事だったので、暫くは夢かとも思ってましたね。
でも電気の復旧は早かったのでテレビで神戸の被害の大きかったところの様子を見ていくうち、段々と現実感が増したりして。
私の住む地域でも水もしばらくは止まったし、割れた食器が台所中に散乱したし、でかい本棚が倒れた時は、一歩間違えば母が下敷きになってたし。
でもなんだかんだで、今でも生きてるものはあります。人も物も街も。
東日本の震災も、あと2ヶ月足らずで丸1年。
失ったものは多く思い起こせば辛いけど、けれど一方で残されたものの意味や幸福もじんわりと噛みしめて、前を見つめていただけたらな、などと偉そうにも思ったりします。
ちなみに先日母が自分のお茶碗を割り、代わりに出してきたのが私がこのお茶碗を買うまで使っていた「けろけろ●ろっぴ」のお茶碗でした。物持ち良いな、うちの家族って。
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